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 インドの首都ニューデリー近郊で2月、被差別カースト向けの優遇策の適用を求めたデモが暴徒化し、日系企業の操業停止や首都での断水につながる騒ぎが起きた。デモをしたのは、比較的豊かなカーストの人たち。「持てる者」の反乱の背景には何があるのか。

 「税務署の採用試験で僕は395点も取ったのに205点の者が採用された。こんな不公平は許せない」

 首都近郊のハリヤナ州ロータク。2月23日、大学前で座り込みをしていたスニート・ナンダルさん(28)が語った。伝統的に農業に従事してきた「ジャート」というカーストに属する。ジャートの学生や住民らが19日、公務員採用の優先枠を自分たちにも割り当てるよう求めて、デモを開始。ナンダルさんも加わった。

 近くには黒こげの車が転がり、…

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