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 ブラジルから帰国した川崎市の男子高校生がジカウイルス感染症(ジカ熱)と診断されたことを受け、全国の空港などの検疫所は26日、入国時に感染を把握する水際対策を実施するとともに、流行地域への渡航者には蚊に刺されない対策をとるよう改めて注意を呼びかけた。

 厚生労働省などによると、高校生は帰国前に発熱の症状があったが、帰国時には下がっていたとみられ、発熱をチェックする空港のサーモグラフィーを通過し、検疫所でも特に申告はなかったという。

 塩崎恭久厚労相は26日の閣議後会見で「(ジカ熱は)症状が現れないことも多く、水際対策だけで十分と考えていたわけではない。まずは蚊に刺されないことが重要」と述べた。

 厚労省は、流行地域からの入国者で発熱などの症状がある場合には検疫所や保健所などに相談することをリーフレットなどを使って呼びかけるよう、全国の検疫所に改めて文書で要請するという。