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 岡山県警本部の新庁舎が岡山後楽園(岡山市北区)の景観に入り込むとして、県警が設計変更を決めた。新年度予算案に設計の見直し費用8千万円を盛り込み、今年予定していた着工が1年遅れることになった。多額の追加出費に賛否の声が上がるが、「県の宝」が図らずも存在感を示している。

 県警は本部の各課が市内10施設に分散しており、1カ所に集約した庁舎を求めている。

 新庁舎は後楽園の南約800メートルにある県南庁舎を今後解体して建てる。地上13階(地下1階)建てで、高さ約60メートル。ここは、市景観条例の「背景保全形成地区」にあたり、高さ20メートルを超える場合は「景観に及ぼす影響を極力軽減し、良好な眺望景観を保全・形成する」とされている。

 昨秋、県警は後楽園でバルーンを飛ばし、測量調査を実施した。朝日新聞は2月に情報公開を請求し、県警が作ったシミュレーション画像を入手。園内東の「井田(せいでん)」付近からの画像には、岡山城の右側に新庁舎の上部が写っていた。屋上に設置するエレベーター機械室とアンテナで、景観条例に抵触する可能性が高いことがわかった。

 県警は園中心部からの眺望は確認していたが、基本設計での想定よりも高くなり、周辺の一部から見えるようになったという。市の指導は受けていないが、県警は「公的機関が条例を守らないわけにはいかない」と設計を見直すことにした。設計の予算は15年度から2年間で約1億3千万円の見込みだったが、最大8千万円が追加される。

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