大阪府教育委員会は26日、吹田市の府立吹田東高校で過去6年分の卒業生の病歴や家庭の経済状況、処分歴などを記した1628人分の生徒指導カードが不適切に管理され、その一部が神戸市内の処分場やフェリーターミナル付近などで見つかったと発表し、謝罪した。

 府教委によると、カードは2005年3月~10年3月に卒業した生徒の分。旧校舎の解体に伴い、カードを保管していたロッカーの廃棄を業者に依頼。今月10日に神戸市東灘区の廃棄物処分場に運ばれた。

 しかし、12日になってカード2枚がフェリーターミナル付近の植え込みで拾得されたと警察から連絡があり、調査すると旧校舎の解体現場で801人分、処分場の金属置き場で延べ381人分が見つかった。残る660人分は未発見だが、ロッカーとともに溶解処理されたとみられる。業者が処分場に運ぶ際にロッカーが壊れ、中のカードが飛散したとみられる。

 ロッカーの鍵の引き継ぎが担当者間でなされずに、保存期限の3年を過ぎても廃棄されていなかったという。(石原孝)