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 シャープの高橋興三社長が26日、支援を受けることを決めた台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘会長と、中国で会談したことがわかった。関係者によると、シャープで将来発生するかもしれない「偶発債務」を精査するため、両社は交渉の期限を今月29日から1~2週間延ばすことで合意した。

 シャープは25日の取締役会で鴻海の傘下入りを決め、26日にも契約する方針だった。これに対し鴻海は、シャープから24日に受け取った文書を精査する必要があるとして、契約を保留すると発表。両社とも文書の中身は公表していないが、関係者によると偶発債務などのリストで、規模は3千億円程度とみられる。

 精査には時間がかかるため、29日の交渉期限に間に合わない可能性が出ていた。

 このため高橋社長は、鴻海の主力工場がある中国・深圳に滞在中の郭会長を訪ねて話し合い、延期で合意したとみられる。