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 イランの国会(定数290)と、最高指導者の任免権を持つ専門家会議(定数88)の選挙は27日、開票作業が始まった。イランメディアの情報を総合すると、27日昼(日本時間27日夜)の段階で、ロハニ大統領の融和外交を支持する改革派が、改選前議席を超える勢いを見せている。

 一方、対抗する保守強硬派も、国会内での最大勢力の維持を視野に入れる情勢とされる。改革派は過去の選挙で不正があったとして、多くが前回2012年の国会議員選をボイコットしており、一定の伸長は織り込み済み。大票田で、政界への影響力が強い候補の多い首都テヘランの開票が遅れており、結果を左右しそうだ。

 改革派は自由な社会を目指し、保守強硬派はイスラム教に基づく厳格な社会を求め、ロハニ氏と距離を置く。改選前の勢力は改革派が1割、保守強硬派が4割程度。他に中道の保守穏健派や独立派がある。

 イラン内務省によると、これまでに3300万票を確認。投票率は未確定だが、現状では約60%で、前回、2012年国会議員選の64%より低い。(テヘラン=神田大介