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 静岡県湖西市で2005年に2歳の女児が死亡した交通事故で、ブラジルで過失致死罪に問われた日系ブラジル人フジモト・パトリシア被告(41)に対する禁錮2年2カ月の一審判決が確定する。この判決を支持した連邦高裁の決定に、被告側が期日の25日までに特別抗告などの措置を取らなかった。在ブラジル日本大使館が明らかにした。

 05年10月、湖西市内の交差点でフジモト被告の軽乗用車が山岡理子ちゃんの乗った乗用車に衝突し、理子ちゃんは死亡した。被告が直後にブラジルに帰国したため、日本政府がブラジル政府に代理処罰(国外犯処罰)を求め、ブラジルの法律に基づき、起訴された。

 13年に禁錮2年2カ月で1年間の社会奉仕活動で代替できるとする一審判決が出た。翌年の二審は時効が成立すると判断したが、検察側が上告。連邦高裁は昨年9月、「ブラジルまで逃走した事実は重い」と一審判決を支持した。被告側は不服を申し立てたが、今月初めに棄却されていた。(サンパウロ=田村剛)