【動画】英ロンドンであった核廃絶を訴えるデモ行進と集会=梅原季哉撮影
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 英国が持つ現行の核兵器システムの更新に反対するデモ行進と集会が27日、ロンドン中心部であった。反核団体「核軍縮キャンペーン」(CND)が主催。仏AFP通信の推計で数万人がトラファルガー広場を埋め、「トライデント(核ミサイル)はいらない」などと気勢を上げた。

 キャメロン保守党政権は年内に核兵器システムの更新の是非を議会投票にかける方針だ。デモには、野党第1党・労働党のコービン党首や、英国内で唯一の核基地があるスコットランドのスタージョン自治政府首席相、女優のバネッサ・レッドグレイブさんらが参加。コービン氏は「核が使われれば、唯一の結果は市民多数の殺害でしかない」などと訴えた。

 ただ、現行のトライデント核ミサイルと戦略原潜を更新する計画をめぐる議会投票では、政権を支える保守党のほか、労働党の議員の大半もコービン氏の意向に反して賛成するとみられている。(ロンドン=梅原季哉