[PR]

 米疾病対策センター(CDC)は26日、南米などで感染が広がるジカウイルス感染症(ジカ熱)について、米国の妊婦9人が感染し、そのうち1人が小頭症の赤ちゃんを出産していたと発表した。米国でジカ熱が原因と疑われる小頭症の新生児の出産例は初めて。9人はいずれも南米などに渡航歴があり、現地でウイルス感染したとみられるという。

 CDCによると、小頭症の赤ちゃんを出産した母親は、妊娠12週目までに感染地域に滞在し、ジカ熱を発症していた。ほかに発症した妊婦2人が流産したほか、別の2人は検査で胎児の脳に異常が見つかるなどして人工中絶していた。2人は現在も妊娠中で、残りの2人からは健康な赤ちゃんが生まれたという。

 小頭症は、脳の発達が不十分で知的障害などを引き起こす恐れがある先天異常。ジカ熱に感染した妊婦から小頭症の赤ちゃんが生まれる危険が高まると指摘されているが、詳しい関係はまだ解明されていない。

 CDCは妊婦に対し、感染地域への渡航を延期するよう求めているほか、今夏のリオデジャネイロ五輪でのブラジル訪問も見合わせるよう新たに声明を出した。(ワシントン=小林哲

こんなニュースも