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 パレスチナ自治政府のアッバス議長は28日夜、ヨルダン川西岸ラマラで日本メディアの取材に対し、イスラエルとの和平に向けてパレスチナが求める多国間の枠組みによる国際和平会議について、米国のケリー国務長官に支持を求めたが、米側は態度を保留していることを明らかにした。

 国際会議は、米国主導の和平交渉が暗礁に乗り上げた中、フランス政府が1月、開催を目指す意向を示した。アッバス氏は、ヨルダンの首都アンマンで先週、ケリー氏と会談した際、「(国際会議について)説明し、支持するよう求めたが、今までに回答はない」と述べた。会議開催をめぐっては、イスラエルが反発しており、米国の対応が注目されている。

 アッバス氏は、イラン核問題を解決に導いたような多国間のメカニズムの重要性を強調し、「英国やドイツも受け入れている」と語った。同氏は今月中旬に来日し、日本にも国際会議に参加するよう要請。日本側は「前向きに応じる意向」(外交筋)を示している。(ラマラ=渡辺丘)