[PR]

 産業廃棄物処理業ダイコー(愛知県稲沢市)による廃棄食品の横流し問題で、愛知県は29日、同社関連施設で見つかった廃棄物は8900立方メートルにのぼると発表した。廃棄物処理法上の規定量を超える産廃の保管が確認されたとして、ダイコーに対し同日、一部の早期撤去を求める改善命令を出した。問題発覚後、同社への初の行政処分となる。

 ダイコーは食品の産廃を引き取り、主に堆肥(たいひ)化する中間処理業者。保管できる産廃量は1日の処理能力の14日分までで、保管施設も届け出が必要だ。だが、愛知県の調査で、県内の本社工場と無届け倉庫の計4施設で廃棄食品が見つかり、各施設で規定量を大幅に上回っていたという。

 県は産廃としてまず3600立方メートルを超過保管と確認。ダイコーに対し、3月4日から5月17日の間に撤去を終えるよう求めた。残りの廃棄物には、関連施設がある稲沢市や一宮市の所管となる一般廃棄物もある。ダイコーは横流し問題の発覚後は休業状態となっており、県は両市と連携しこの撤去も求めていく。

 大村秀章知事は29日の記者会見で「引き続き事実関係を確認し、厳正な処分をしていきたい」と述べた。