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 東日本大震災から5年となるのを前に、宮城県名取市での慰霊祭でともす竹灯籠(どうろう)の準備作業が3日、神戸市灘区の摩耶埠頭(ふとう)公園であった。竹灯籠は1月17日に阪神・淡路大震災の犠牲者を悼む東遊園地(同市中央区)の「1・17のつどい」で使われたもの。300本が名取市閖上(ゆりあげ)地区の住民が暮らす仮設住宅に届けられ、11日に「3・11 ユリアゲ」の形に並べられる。

 神戸市の書道家佐井麗雪さんらが、犠牲者の名前とともに「祈り」「前進」といった言葉を書き込んだ。

 1998年から神戸で竹灯籠をともす活動を続けるボランティア団体「神戸・市民交流会」が用意した。東北の被災地には2011年7月から、お盆の時期の夏と3月に届けてきた。今回で10回目になる。

 交流会はメンバーの高齢化で今月末に解散する予定。事務局長の山川泰宏さんは「団体としては最後になるが、心を込めて亡くなった方を追悼したい」と語った。(島脇健史)