三菱東京UFJ銀行の労働組合は29日、今春闘で賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)の要求を見送る方針を決めた。三井住友銀行とみずほ銀行の労組もすでにベア要求を見送る方針を決めており、3メガバンクの労組が足並みをそろえた。見送りは各行とも3年ぶり。

 日本銀行のマイナス金利政策で市場金利が下がり、民間銀行の先行きの収益が悪化するとみられていることから、組合側が経営に配慮してベア要求を避けた。その代わり、前年度の業績は堅調だったため、3労組ともボーナスなど年間一時金を前年度より1%増やすよう求める。

 一方、りそな銀行と埼玉りそな銀行の労組は、同様の環境に置かれているが、0・5%のベアを要求する方針を固めた。公的資金の返済が終わった昨年に続き、2年連続でのベア要求となる。