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 大衆紙デイリー・ミラーや多数の地方紙を発行する英国のメディア企業「トリニティ・ミラー」が2月29日、新たな日刊紙「ニュー・デイ」を創刊した。新聞離れが深刻な中、「デジタル時代に合った紙面づくり」で20万部の発行をめざすとしている。

 創刊初日は街頭などで200万部が無料で配られた。「ニュー・デイ」は40ページ編成のタブロイド判で、通常より上質な紙に写真を多用し、雑誌のようなレイアウトが特徴だ。英国の新聞で一般的な政治的意見を表明せず、平易な言葉で短くニュースを伝える。通常定価は1部50ペンス(約80円)で、他のタブロイド紙より若干安い。編集スタッフは25人と少なく、ウェブサイトは持たないという。

 新聞の部数減は英国でも激しく、30年の歴史を持つ日刊紙インディペンデントが3月下旬の廃刊を発表したばかり。ABC協会によると、1部60ペンス(約94円)のデイリー・ミラー紙の発行部数は昨年11月現在、約83万部。この10年間で半減したという。(ロンドン=渡辺志帆

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