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 大阪府門真市のマンションとシェアハウスで生花店アルバイトの渡辺佐和子さん(25)の遺体が見つかった事件で、渡辺さんの遺体から睡眠導入剤の成分が検出されたことが捜査関係者への取材でわかった。渡辺さんが睡眠導入剤を常用していた形跡はなく、府警は摂取した経緯や死亡との関連を詳しく調べる。

 捜査関係者らによると、死体損壊・遺棄と詐欺などの罪で起訴された森島輝実被告(29)は事件前の昨年12月、医療機関から睡眠導入剤の処方を受けていた。弁護人によると、森島被告は「昨年夏ごろから眠れなくなり、飲んでいた。渡辺さんに飲ませたことはない」と話しているという。

 司法解剖で渡辺さんの死因は窒息と推定された。府警が遺体の一部をさらに詳しく鑑定したところ、睡眠導入剤の成分を含む薬物反応が検出されたという。一方、渡辺さんの診療記録などからは、薬を常用していた形跡や持病は確認されなかった。

 森島被告は「外出から戻ったら、渡辺さんが顔から血を流して死亡していた」と死亡への関与を否定。遺体損壊・遺棄罪について「(渡辺さんの名前を勝手に使った)借金が発覚したら殺人を疑われると思った」と供述している。