宇都宮市議会の熊本和夫議長(41)=自民党議員会、4期=が1日の議会運営委員会で、妻の出産立ち会いのため4日の本会議を欠席すると報告した。各会派代表はそろって賛同。現行の会議規則では「事故」扱いとなるこのケースを、「出産」同様の欠席理由にすべきだとし、近く規則を改めることで合意した。

 熊本氏は2014年春、戦後最年少で同市議長となり、昨春再任された。3歳下の妻とは共働きで、今回が第1子。会議後、取材に「出産は命にも関わるもので、様々なことが起きた時、判断できるのは自分一人。議長の職は重いが、生まれる1日だけは父親としての役割を重要視させていただきたい」と語った。

 市議会では、会議規則に昨年加わった「出産のため出席できない時はあらかじめ欠席届を提出できる」の一文に、「妻の出産」も含める方向で検討する。

 「子育ては男女が同等に責任を負うべきだ」とする熊本氏は一方で「育休」の取得は考えていないという。「議員の場合、子育ての時間は自分の努力で作れると思う。議長を降りるという選択肢はあっても、育休はない」と述べた。(杉山圭子)