[PR]

 自衛隊の戦闘服の入札をめぐる談合疑惑で、繊維大手のクラレとユニチカが過去5年間に防衛省と結んだ戦闘服納入の契約のうち、8割で入札が成立せずに随意契約に移っていたことが分かった。関係者は、談合によって入札価格が高くなり、予定価格を上回って入札が不調になったとみている。

 公正取引委員会は1日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで大手繊維メーカーのユニチカ(大阪市中央区)とクラレ(東京都千代田区)、大手商社の丸紅(同)など計8社に立ち入り検査に入った。

 関係者によると、各社は数年前から、防衛省が発注する戦闘服などの入札で事前に話し合って落札業者を決めていたとみられる。入札は繊維メーカーが参加するが、多くの場合、製品の製造は商社を通じてアパレルメーカーに委託している。

 防衛装備庁によると、戦闘服などの納入は一般競争入札で行われる。ただ、入札をしても最低入札額が予定価格を上回った場合、最低額で入札した業者と交渉し、予定価格に収まる範囲まで下げさせて随意契約を結んでいる。

 同庁の2010~14年度の契…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら