中華料理店「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)が、女性の来店をねらった新型店を始める。王将は男性向けの印象が強いが、初めて社外の女性デザイナーや料理研究家を招いて、内装やメニューを刷新した。来年3月までに首都圏などで10店以上を出す方針で、海外進出も考えている。

 1号店となる「GYOZA OHSHO 烏丸御池店」(京都市中京区)を1日、報道陣へ公開した。3日に開店する。

 ラーメンや餃子などの定番メニューに加え、栄養バランスに気を配ったオリジナルメニューを提供する。

 「おからと紅ショウガの揚げ餃子」(税抜き290円、6個入り)は、甘めのチリソースで味わう異色の餃子。きんぴらや玉子焼きなど、京都の伝統的なおかず「おばんざい」を意識した料理や、「杏仁豆腐」(同380円)などデザートもある。酒は、ワインやカクテルなどもそろえた。

 メニューは料理研究家の小針衣里加さんが監修し、「国産の米油などを使って、軽さを意識した料理をそろえた」という。

 赤など派手な色が目立つ外観の「王将」と違い、外装は黒で統一。立ち飲みスペースやバーカウンターを設け、スペインやイタリアの酒場(バル)を意識させるつくりにした。調理室には新型の餃子焼き機を置くなど、コスト削減にも取り組む。渡辺直人社長は「親しみやすく、手頃という王将の良さは変えていない。王将の女性客はまだ2割ほどで、新型店を通じて開拓していく」と話した。(西村宏治)