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 鹿児島市で覚醒剤約100キロが見つかった事件で、覚醒剤は海外から持ち込まれた疑いが強まったとして、福岡県警は覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕した鹿児島県の暴力団幹部ら5人を同法違反(営利目的輸入)容疑で2日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 容疑者の一部は数カ月前に中国へ渡航していたことも判明。福岡県警は密輸ルートに中国が含まれる可能性もあるとみて調べる。

 捜査関係者によると、指定暴力団山口組から昨年分裂した「神戸山口組」系の組幹部田中浩孝容疑者(49)=鹿児島県日置市=ら5人は2月上旬、外国から来たとみられる船と日本の領海外の東シナ海で接触。覚醒剤約100キロ(末端価格約70億円)を受け取り、グループが所有する漁船2隻で奄美群島の徳之島に陸揚げして密輸した疑いがある。

 その後、田中容疑者が徳之島で借りたレンタカーに覚醒剤を積み替え、フェリーで鹿児島市に向かったという。福岡県警は2月10日にフェリーが着岸したところで覚醒剤を押収。田中容疑者らを覚醒剤所持の疑いで逮捕していた。(張守男)