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 愛知県豊橋市の県立豊橋工業高校の生徒たちが2年かけて考案した、足でも操作できる扇風機が商品化され、4月から全国の家電量販店などで発売される。ありそうでなかった発想は、子どもの頃に「行儀が悪い」と親から叱られた経験を逆手に取ったもの。かがまなくても操作ができるため、足腰の弱い高齢者にもやさしい商品になっている。

 「あしもとスイッチfan」と名付けられた扇風機は、台座の側面に足の爪のように五つの操作ボタンが並ぶ。電源のオン・オフのほか、タイマーの設定や風力の調整がつま先で簡単にできる。

 商品化にこぎ着けたのは、同校電子機械科3年でこの春に卒業した今原順一さん(18)、鈴木崇弘さん(18)、今泉拓海さん(17)の3人。課題研究の授業として取り組んだ。

 もともとは昨年の卒業生須田柊一郎さんら3人のアイデアだった。子どもの頃、扇風機を足で操作した須田さんが、母親に注意された体験がヒントになった。足で操作するのを前提にした扇風機があれば、マナーにうるさい大人から小言を言われなくて済むと考えたという。