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 消費者庁は1日、日用品大手のライオンが、特定保健用食品(トクホ)の飲料について、広告に「薬に頼らず血圧対策」と記載したのは、健康増進法違反(誇大表示)にあたるとして、同社に再発防止などを求める勧告を出した。トクホの広告に対しての処分は全国で初めて。

 処分対象となった商品は、酢を主成分とする「トマト酢生活トマト酢飲料」。2007年にトクホとして許可された。ライオンはこの商品について昨年9月から11月にかけて、全国紙と地方紙計14紙に掲載した広告に、「臨床試験で実証済み、驚きの血圧低下作用」などと記載した。

 だが、トクホで許可された表示は「血圧が高めの方に適した食品」などで、高血圧を改善する効果については認めていない。消費者庁は「健康の保持増進効果について著しく誤認させる表記」と判断したという。

 ライオンは「法への理解不足があり、広告内容に対する社内のチェック体制にも不足があった。勧告を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に取り組みたい」とコメントしている。(重政紀元)