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 米大統領選の共和党候補者指名争いで先頭を走る実業家トランプ氏(69)が、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の元幹部から支持表明を受けたことについて、明確に拒む姿勢を示さなかったことが批判されている。

 トランプ氏は2月28日、米CNNの番組で司会者から元幹部の支持を拒絶するかと複数回にわたって問われたが、「白人至上主義団体について私は何も知らない。彼が私を支持したのかも、何が起きているのかも知らない」などと答えるにとどめた。

 この対応にライバル候補は「KKKへの非難を拒否するような候補者で、どうやって党を拡大するのか」(ルビオ上院議員)、「とても残念なことだ。KKKは忌まわしい」(クルーズ上院議員)などと批判。民主党側からも「哀れだ」(クリントン氏)、「KKK非難を拒絶する扇動者」(サンダース氏)との非難の声が上がった。

 批判を受けたトランプ氏は29日、「質の悪いイヤホンで(番組中の)質問がほとんど聞こえなかった」「番組の前の集会では、私は拒絶すると答えていた」と弁明した。(ニューヨーク=金成隆一