[PR]

 スイス・ジュネーブで開かれている国連人権理事会で1日、北朝鮮の李洙墉(リスヨン)外相が演説し、北朝鮮における人権侵害を否定した上で、「政治的攻撃のために北朝鮮の人権状況を狙い撃ちにする国際会合に、我々はもはや参加しないだろう」と述べ、同理事会などのボイコットを示唆した。

 また、核開発について触れ、「米国の敵視政策に狙われているが、強力な核抑止力と軍事力のおかげで北朝鮮を壊滅できなかった」と指摘。そのために西側諸国が人権問題を理由に北朝鮮への攻撃に力を入れている、との持論を展開した。

 李外相は、金正恩(キムジョンウン)第1書記に近い有力者とされ、北朝鮮の立場について国連などで発言し続けている。昨年3月の同理事会でも演説し、「(北朝鮮の人権問題に関する国連の複数の)決議案は即時無効にされるべきだ」などと主張していた。(ジュネーブ=松尾一郎)