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 食事の準備時間を節約できるおかずの「作り置き」。でも、続けて同じ料理を食べるのも、なんだか……、ねえ。そこで、作り置きした一品を「おかずのタネ」とし、別の料理に変身させるレシピをベターホーム協会講師の宗像(むなかた)陽子さんに教わりました。

 ベターホーム協会では、作り置きおかずが別のおかずのもとになるという意味で「おかずのタネ」と名付けている。「そのまま食べてよく、アレンジもきき、短い時間で食卓が豊かになります。食材の無駄も減らせます」と宗像さん。

 「おかずのタネ」作りのコツは何か? ①たくさん作りすぎない②味をしっかりつける③きちんと火を通す。保存では①清潔な容器に保存②冷めてから冷蔵③使う分だけ出し、出しっぱなしにしない、などだ。

 今回紹介の「おかずのタネ」は3品。展開する料理は目先を変えて、食べ飽きないようにした。

 定番の常備菜、ヒジキの煮物は、うまみのある切り干し大根を加えたので、だしは不要。油揚げを使った袋煮とサラダに変身した。袋煮は、鶏ひき肉を加え、主菜としてのボリューム感を出した。サラダも豆腐がヒジキのくせを和らげている。

 牛肉のすき煮は、まずおかずや牛丼で食べる。ハッシュドビーフは、もとの和風の味付けを感じさせない。ミニトマトがさわやかさを出している。牛肉とジャガイモの炒めものはお弁当のおかずにも向く。

 甘塩サケを使った酒蒸しは、生臭さもなくさっぱりとした味わいだ。蒸したてをそのままおかずにするほか、シイタケのサケマヨ焼き、サケとキャベツのマスタードペンネにアレンジした。(構成・浅野真)

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《おかずのタネ=ヒジキの煮物》

(できあがり約400グラム、調理時間約10分=戻し時間除く、日持ち3、4日、冷凍可)

 ヒジキ30グラム、切り干し大根20グラム、ニンジン100グラム、サラダ油大さじ半分、A(切り干し大根の戻し汁全量、砂糖大さじ1、しょうゆ、酒各大さじ2)

①ヒジキはたっぷりの水に20~30分つけて戻す。ザルにあげて水気をきる。

②切り干し大根はさっと洗い、カップ1の水につけて15分ほど戻す。食べやすい長さにざく切りにする。戻し汁はとっておく。

③ニンジンは皮をむき、2センチ長さの細切り。

④鍋に油を温め、ヒジキ、切り干し大根、ニンジンを炒め、油が回ったらAを加えて汁気がほぼなくなるまで、時々かき混ぜながら煮る。

■展開1=袋煮、4個分・2人前

 油揚げ2枚、A(ヒジキの煮物100グラム、鶏ひき肉100グラム、卵1個、片栗粉大さじ1)、B(だしカップ2、砂糖、しょうゆ、酒各大さじ1)