[PR]

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つ米インターコンチネンタル取引所(ICE)は1日、英ロンドン証券取引所の買収を検討しているとする声明を発表した。ロンドン証取はすでにドイツ取引所と合併の協議を進めており、ICEを交えた買収合戦に発展する可能性がある。

 ロンドン証取は2月23日、フランクフルト証券取引所を傘下に持つドイツ取引所と合併に向けた交渉を進めていると発表。世界の取引所同士の競争が激しくなるなか、ICEはロンドン証取への買収を仕掛けることで、取引所の「英独連合」が誕生することを防ぐ狙いだ。ICEは現時点で「実際に買収提案するかどうかは決めていない」とのコメントを出した。

 一方、米経済紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、シカゴ・マーカンタイル取引所などを運営する米CMEグループもロンドン証取買収を考えているとされ、三つどもえの争奪戦に発展する可能性が出てきた。ただ、どのケースも合併後のシェアが大きくなるため、規制当局から承認が得られるかどうかも課題になる。(ニューヨーク=畑中徹)

こんなニュースも