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 歌舞伎俳優の尾上菊之助さんの長男、寺嶋和史(てらじまかずふみ)さん(2)が、5月2日に東京・歌舞伎座で開幕する恒例「団菊祭五月大歌舞伎」で初お目見えすることになった。2日、東京都内のホテルであった取材会に親子で登場した。

 菊之助さんは、尾上菊五郎さんの長男で、妻は中村吉右衛門さんの四女。菊五郎さん、吉右衛門さんともに人間国宝だ。和史さんの初お目見えは夜の部の「勢獅子音羽花籠(きおいじしおとわのはなかご)」で、菊五郎さん、吉右衛門さんの両祖父、菊之助さんらも出演、三代共演となる。

 取材会には、2人そろって紋付きはかま姿で現れ、菊之助さんが「大きくなったら何になりたい?」と聞くと、和史さんは小さな声で「トト(お父さん)」と答えた。和史さんはふだんは歌舞伎の弁天小僧のまねをするなど活発で、菊五郎さんを「ひいま」、吉右衛門さんを「じいたん」と呼んで慕っているという。

 菊之助さんは「せがれはまだ2歳3カ月。舞台上でどのようなことができるのか探っていますが、菊五郎と吉右衛門の両祖父と一緒に初お目見えをさせて頂くことになりました。本人は着物を着ることや舞台に出ることが好きなようです」と笑顔で話した。

 将来について「音羽屋の家に生まれたからには先輩たちの築かれてきたものを継承するのが一番。それから自分のやりたいこと、やらなくてはいけないことを選択してやっていくんじゃないでしょうか」と話した。

 5月26日まで。予約は4月12日午前10時から。0570・000・489(チケットホン松竹)。(山根由起子)