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 児童虐待の通報などを24時間受けつける全国共通ダイヤル番号「189」について、神奈川県内では約7割の電話が途中で切られていることが分かった。児童相談所につながる前の音声ガイダンスが2分近くと長いことが原因とみられ、県は国に改善を申し入れたという。厚生労働省によると、「ガイダンスが長すぎる」といった指摘が他からも寄せられているといい、改善を検討している。

 県議会県民企業常任委員会で、県が明らかにした。「189」は、児童虐待や子育ての悩みなどに応じるもので、昨年7月1日にスタート。「いちはやく」の語呂合わせで、最寄りの児相につながる。

 県によると、今年1月末までに1646件の電話があったものの、約7割にあたる1126件が児相につながる前に切られていたという。

 携帯電話で「189」を利用した場合、郵便番号の入力が必要となる。郵便番号が不明の場合は、読み上げられる都道府県を選択することが必要で、児相につながるまでに2分近くかかるという。固定電話を利用した場合も、市内局番地域が児相の管轄地域と一致した場合を除き、地域の選択などが求められる。(岩尾真宏)