天皇、皇后両陛下は16~18日、東日本大震災からの復興状況を視察するため、福島、宮城両県を訪問する。宮内庁が2日発表した。発生から11日で5年。両陛下は毎年被災地を訪れ、心を寄せ続けている。

 宮内庁によると、両陛下は16日に臨時専用列車で福島入りし、原発事故で全村避難が続く葛尾村の村民らと三春町で懇談。17日には宮城県石巻市を訪れ、震災で命を落とした県漁協組合員らの慰霊碑に拝礼し、女川町を視察する。

 天皇陛下は、震災発生から5日後、自ら直接国民に語りかける異例の映像を発表した。この年の4~5月には震災後初めて、宮城、岩手、福島の3県の被災地を3週続けて皇后さまと訪問。現場の状況を視察し、避難所で声をかけて回った。その後も、3県の被災地に毎年お二人で足を運び、被災者に寄り添い続けている。

 一方、天皇陛下に引き続きインフルエンザの症状があるため、2日に予定されていた清掃ボランティア「勤労奉仕団」との面会は、皇后さまお一人であたった。また、3日の新任外国大使夫妻との茶会と最高裁長官らとの昼食会は取りやめとなった。