JR東海は2日、今月中に予定していたリニア中央新幹線・名古屋駅の工事着工が最大9カ月遅れると発表した。工法を見直し、2027年の完成に影響が出ないようにするという。

 新駅は、新幹線や在来線と交差する形で地下約30メートルの深さに造る。地上で運行を続けながら掘り進める難工事だ。開業130年の名駅の地下には古い駅舎の基礎など障害物も多い。地下水位も高い軟弱地盤のため、施工計画の細部を詰める作業に時間がかかっているという。12月までに施工業者との契約を結びたいとしている。

 一方、在来線の線路の上部に重機や資材の置き場を造る工法を見直し、地上に置き場を確保した。工期が短くなるため、着工が遅れても開業に影響はないという。