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 米地質調査所(USGS)によると、2日午後7時49分(日本時間午後9時49分)ごろ、インドネシア北西部スマトラ島の沖合を震源とするマグニチュード(M)7・8の地震が発生した。震源はスマトラ島パダンの南西約800キロで、震源の深さは24キロ。インドネシア国家防災庁によるとパダンで軽い揺れが観測されたが、2日夜の時点で、同島の建物などへの被害は確認されていないという。

 インドネシアの気象気候地球物理庁によると、パダンで午後9時40分に5センチの津波が観測された。同庁は同島のインド洋側を対象に小規模の津波が起きる可能性があるとの警報を出したが、発生から約3時間後に解除した。またオーストラリア当局は豪州西部を対象に津波への注意を一時呼びかけたが、解除した。

 日本の気象庁は、日本への津波の影響はないと発表した。

 インドネシアのテレビ局TVRIによると、パダン沖にあるシベルト島の住民の女性は、同局の電話取材に「以前の地震ほど揺れなかったし、地元政府も被害はないと話した。でも、住民はみんな避難所に向かっていて、大渋滞になっている」と話した。

 インドネシアは火山が多く、地震も多発している。特にスマトラ島はプレートの境界が沖合にあり、大きな地震がたびたび起きてきた。2004年12月のM9・1の大地震では巨大津波が島北部のアチェ州を襲い、22万人以上が犠牲になった。翌05年3月にもM8・7の地震が発生し、900人以上が死亡。また13年7月に同島北西部で起きた地震でも、20人以上が死亡した。(ジャカルタ=古谷祐伸)

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