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 コンビニエンスストア立地の可能性を探ろうと、熊本県五木村の第三セクターが運営する物産館「山の幸」が、早朝や深夜帯も店を開ける試験営業を始めた。品ぞろえに住民向けの食品や日用品も加えた。9日まで試行する。

 観光客向けの土産品が主に並ぶ店内の一角に、パンやカップ麺、調味料、シャンプーなどを置いた。期間中は午前8時半の開店を同6時半に早め、午後5時半の閉店は同10時に。4、5日は24時間営業を試みた。村に住む女性(22)は「24時間でなくても午後10時ごろまで開けてもらえればうれしい。総菜類ももっと欲しい」と話した。

 村ふるさと振興課によると、村内に平日の夜間や日曜に営業する商店はほとんどない。試験営業中の利用客に聞き取り調査し、売ってほしい商品などのデータを元に、大手コンビニ事業者に立地を打診する意向という。

 村は国の川辺川ダム建設計画で疲弊し、ピーク時には6千人を超えた人口も今年2月末現在では1179人にまで減った。村は若者の移住・定住促進に力を入れているが、同課は「若い人は定住の条件にコンビニを希望する人が多い」と話している。(知覧哲郎)