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 帝京科学大学(東京都足立区)の柔道部で、上級生が下級生に継続的に暴力行為をしたとして、全日本柔道連盟(全柔連)は3日、同部の乙黒靖雄・前部長に1年の指導禁止、暴力を振るった男子部員6人に3カ月~1年の公式戦出場停止処分を科したと発表した。

 全柔連によると、昨年12月1日に寮の食堂で、3年生部員が2年生部員を殴り、あごの骨が折れる1カ月のけがを負わせた。ほかに5人の4年生部員も、この2年生部員ら複数の下級生に暴行したことを確認。うち1人の4年生は2014年から暴力行為を繰り返していたという。骨折した2年生部員は退学した。

 全柔連は、3年生部員に1年間、複数回の暴力を振るった4年生に半年、4人の4年生に3カ月の登録停止を処分。全柔連は乙黒前部長が昨年11月中旬、4年生部員を集めて「(この2年生部員を)厳しく指導しろ」と指示したとしている。全柔連の近石康宏専務理事は「部長は個々の暴行事案は知らなかったと言うが、監督責任は大きい」とした。

 また、大学側は独自の調査委員会の結果、乙黒氏を1月に部長職から解任。殴った3年生を停学4カ月などとしている。

 全柔連は13年から暴力根絶に取り組んできており、近石専務理事は「憤りを禁じ得ない。(再発防止に)大きな声で訴えていくしかない」と話した。

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