東芝が売却を検討する医療機器子会社の東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)について、売却先として富士フイルムホールディングスとキヤノンが有力となっていることがわかった。4日に締め切る2次入札で、ほかに入札する2社よりも高い金額を示すとみられるためだ。

 全株売却も視野に入っており、応札額は7千億円超にふくらむ可能性もある。それぞれ海外の投資ファンドと組んで入札するとみられるコニカミノルタと三井物産の金額は、富士フイルムとキヤノンには及ばないもようだ。東芝は来週にも、各社の応札額や今後の事業戦略、独占禁止法への対応などを検討し、売却先を1社に絞る方針だ。

 東芝は、2016年3月期の純損失で7100億円を見込むなど、財務の悪化が深刻。年度内に東芝メディカルを売却し、経営危機を回避したい考えだ。