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 東京都足立区で男児(当時3)をウサギ用のケージに監禁し死なせたとして、監禁致死と死体遺棄の罪に問われた父親で無職の皆川忍(31)と、母親の朋美(29)の両被告の裁判員裁判が4日、東京地裁で結審した。検察側は「3歳の子が言うことを聞かなかっただけで閉じ込めており、身勝手極まりない」として忍被告に懲役12年、朋美被告に懲役7年を求刑した。判決は11日。

 最終意見陳述で、忍被告は「息子はたった3年間しか生きられず、深く反省している。自分の無知や対処が間違っていたことに気づかず、申し訳ない」、朋美被告は「息子を助けてあげられず、本当にごめんなさい」と語った。

 両被告の起訴内容は、2012年12月~13年3月ごろ、自宅で次男の玲空斗(りくと)ちゃんをウサギ用のケージに閉じ込め、口にタオルをくわえさせて窒息死させ、遺体を足立区の河川敷から荒川に遺棄したというもの。

 2人は監禁や遺体を捨てたことは認めているが、忍被告は「やったことと死亡の因果関係はわからない」と話し、朋美被告は「タオルで口をふさいだことは知りませんでした」と起訴内容を一部否認している。

 忍被告は被告人質問で、玲空斗ちゃんのいたずらに手を焼き、「次第に手をあげるようになった」と供述。自分が育った児童養護施設で石造りの蔵に閉じ込められたことがあったといい、「ケージに入れるのは、行動を制限するのに効くと思った。残酷とは思わなかった」と話した。