[PR]

 東芝の不正会計問題で株価が下がって損害を受けたとして、個人株主50人が東芝と歴代3社長ら旧経営陣5人に、計約3億円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日、東京地裁(金子直史裁判長)であった。同社と旧経営陣はいずれも争う姿勢を示した。

 株主側は訴状で、利益の水増しなどの不正会計が昨年に発覚し、株価が下落したと主張。「不正会計を知っていれば株を買わなかった」などと訴えている。

 株主側の弁護団によると、旧経営陣のうち西田厚聡(あつとし)元社長は答弁書で「不正会計と株価下落に因果関係はない」と主張。最高財務責任者だった村岡富美雄元副社長は「違法な利益水増しをしたり、知りながら容認したりしたことはない」と反論している。

 東芝の個人株主は、大阪、福岡地裁でも計52人が計約2億6千万円の賠償を求めて提訴しているほか、別の個人株主が株主代表訴訟の準備を進めている。東芝自身も旧経営陣に計32億円の賠償を求める訴訟を起こしている。