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 政府は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で福島県から宮城県にかけて一部区間(計68・6キロ)が不通になっているJR常磐線について、2020年春までに全線開通をめざす方針を決めた。一方、一部区間がバス高速輸送(BRT)で仮復旧したJR気仙沼線(宮城県)は鉄道復旧を断念し、将来もBRTを続けることを沿線自治体が受け入れる方針だ。寸断された被災地の鉄路の方向性が固まった。

 常磐線は現在、竜田(福島県楢葉町)―原ノ町(同南相馬市)間(46キロ)、相馬(同相馬市)―浜吉田(宮城県亘理町)間(22・6キロ)が不通。このうち富岡(福島県富岡町)―浪江(同浪江町)間の約21キロは福島第一原発に近く、大部分が放射線量が高い「帰還困難区域」になっている。

 汚染された枕木や砂利石などを撤去し、敷き直す大がかりな除染が必要で、再開時期が決まっていなかった。一連の作業は19年度までかかる見込み。

 5日、現地を視察した安倍晋三…

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