[PR]

 日本の国会にあたる中国の全国人民代表大会(全人代)の傅瑩(フーイン)報道官は4日、北京の人民大会堂で記者会見し、中国の2016年の国防予算案について「増加幅は前年比7~8%の間だ」と明らかにした。具体的な数字は全人代が開幕する5日に示されるが、6年ぶりの1桁の伸び率となった。昨年の国防予算を基準とすると、約9500億元(約16兆5千億円)規模になる見通しだ。

 昨年の国防予算は前年比10・1%増の8868億9800万元だった。引き続き米国に次ぐ第2位の規模を維持する見通しで、日本の防衛省関連予算は16年度に初めて5兆円超となったが、3倍を超える勢い。

 中国は15年5月に発表した国防白書「中国の軍事戦略」で、海洋進出の強化に向け、海空軍のさらなる増強を表明。「近海防衛」を主な任務としてきた海軍は「近海防衛および遠海護衛」と範囲を拡大し、空軍も「国土防空型」から「攻防兼備型」にシフト。海洋進出に伴い米国との緊張が高まるなかで、周辺海域での軍事プレゼンスを高める狙いがある。(北京=倉重奈苗)

こんなニュースも