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 建て替えを昨年に終えた名古屋駅前のランドマーク、大名古屋ビルヂングの全面開業が9日に迫った。新たにオープンする商業施設は、三越伊勢丹ホールディングスの「イセタンハウス」が目玉となる。周辺では来年にかけ、ほかの商業施設も次々と開業する予定。既存の百貨店なども交えた競争が、いっそう激しくなりそうだ。

 白を基調とした開放感のある空間。広い通路に連なる売り場を、華やかな衣服や雑貨が彩る。

 「旧大名古屋ビルのDNAを受け継ぎつつ、東京で旬の店を取り入れた。全体の6割が『名古屋初』の店だ」。ビルの再開発を手がけた三菱地所の担当者は、4日の報道関係者向け公開の場で、こう胸を張った。

 「東京流」のシンボルは、商業施設部分の4分の1を占める「イセタンハウス」だ。三越伊勢丹ホールディングスが、百貨店で売り上げ日本一の伊勢丹新宿店で培ったノウハウを投じ、最先端のファッションなどを集めた売り場をつくった。新業態の中型店で、商品の仕入れは名古屋三越ではなく、傘下の首都圏の事業会社が担う。