築地市場(東京都中央区)の移転先として、都が11月に開場する豊洲市場(江東区)の商業・観光拠点「千客万来施設」の事業予定者に、温泉施設運営会社の万葉倶楽部(神奈川県小田原市)が決まった。都が4日、発表した。

 都によると、同社の計画では水産仲卸売り場棟に隣接する1・1ヘクタールに江戸の町並みを再現した飲食店などのモールと、24時間営業の温泉やホテルを建てる。開業は飲食店部分が2018年8月、ホテル部分が翌年8月で、いずれも市場開場に間に合わない。

 敷地の賃借料は月721万円で、事業期間は50年。万葉倶楽部の担当者は「東京の集客力を考えると採算はとれる」と話した。

 千客万来施設をめぐっては、公募で選んだ事業予定2社が昨年4月までに相次いで撤退。都が再公募していた。