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 九州新幹線は12日、2011年3月の全線開業から5年を迎えた。この間に熊本など主な駅の乗車人数は大きく伸びた。駅周辺の開発や観光客の誘致も進み、博多駅の商業施設も活況を呈している。ただ、地元が期待したような開業効果が出ていない「中間駅」の存在もある。

 福岡市に本社があるメーカーの社員、谷川征誉(ゆきたか)さん(42)が2013年1月に新築した自宅は、JR熊本駅新幹線口から徒歩10分ほどのところにある。完成とほぼ同時に本社勤務となり、単身赴任している。

 駅近くに建てたのは、単身赴任の見通しがあったからだ。週末は熊本の自宅に戻り、月曜朝に新幹線で福岡に向かう生活が続く。7日も午前6時39分熊本発のいつもの「つばめ」に乗った。「新幹線のメリットを最も受けている部類に入るんじゃないですか」。博多駅に着くと地下鉄に乗り換え、会社に向かった。

 九州新幹線の全線開業で沿線の移動は格段に速く、楽になった。15年度は新大阪や広島発着の直通便を含めて1日125本が運行。JR九州によると、11年4月~15年9月の輸送人員は5630万人を超えた。

■熊本駅、乗車人数34%増

 駅別の乗車人数では特に熊本駅の伸びが目立つ。在来線を含め14年度には1日平均1万3774人が乗車し、10年度比では34%増。久留米駅も26%増で、博多駅は15%増だった。

 南のターミナルの鹿児島中央駅…

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