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 中国共産党に批判的な本を扱っていた香港の書店関係者5人が失踪した事件で、香港警察は4日、中国の公安当局に調べられていた書店員の呂波氏が香港に戻ったと発表した。失踪した5人の中で香港に戻ったのは初めて。呂氏は香港警察に対し、詳しい状況の説明は拒んだという。

 呂氏は、書店親会社の株主で作家の桂民海氏らとともに、中国内で違法に本を販売した容疑で調べを受けていた。中国当局の調べに対し、容疑を認めていたが、「役割が従属的だった」として釈放の見通しが伝えられていた。

 失踪事件には中国当局が関与した疑いが指摘されている。中国では5日から、国会にあたる全国人民代表大会(全人代)が始まるため、失踪事件が注目されないよう当局が配慮したとの見方も出ている。(広州=延与光貞)

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