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 東日本大震災から5年。甚大な被害をうけた東北の港の復旧工事にあたる人たちのなかに、有明海沿岸の出身の潜水士たちがいる。二枚貝などの不漁を機に、潜水漁師から工事の潜水士に転じた先で、惨状を目の当たりにした。「豊かな海」を取り戻そうと、ふるさとから遠く離れて力を尽くす。

 東北特有の冷たい季節風が吹きすさぶ。宮城県石巻市の石巻湾。船上の大型クレーンが50トンのコンクリートブロックを沈めていく。港の再建のため、海底に護岸の基礎を造る工事だ。

 その際、海中に潜り、ブロックを沈める場所などを指示するのが潜水士。「有明海と違い、少しの風でしけるから大変だよ」。工事に携わる潜水士の山本敏光さん(55)が話した。

 全国で指折りの潜水士の輩出地…

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