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 「骨か? 肉か?」

 ベンチから出てきた阪神の金本監督が打席脇で顔をしかめる4年目の緒方に尋ねた。「肉の部分なので大丈夫です。いけます」。緒方はちゅうちょなく答えた。

 3日のソフトバンクとのオープン戦。1番で先発し、2安打していた25歳が六回、直球を右ひざ付近にくらった。駆け寄った片岡打撃コーチが「×」の合図をベンチへ送ったが、緒方は冒頭のやりとりの後、歯を食いしばって一塁へ。「あんなところで代わっていられません」。ヒットエンドランで三塁へ進み、西岡の適時打で生還した。

 骨折しても出場し続けた監督の現役時代を思い起こさせる闘争心。それもそのはず。多くの「空席」をめぐり、激しい競争のさなかなのだ。

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