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 捕手たちの叫ぶ声がブルペン内に響き渡る。「ナイスボール!」。2月11日、西武の主力投手が次々と姿を現し、競い合うかのように腕を振った。投手陣の順調な仕上がりに、田辺監督は「去年はキャンプで離脱していた菊池、岸も初日からそろっていたし心強かった」と及第点をつける。

 チームは昨季、貯金なしの4位に終わった。低迷の原因は投手陣にある。先発ではエース岸と菊池が故障で2軍スタート。開幕からベストメンバーがそろわなかった。奮闘していた救援陣は夏場に疲弊。7月15日からは球団史上ワーストとなる13連敗を喫した。

 ペナント奪還へのカギを握るのが先発陣だ。昨季、年間の投球回数が140を超えたのはチーム唯一2桁勝利の十亀だけ。上位3チームには最低でも2人おり、ソフトバンクと日本ハムには3人いた。田辺監督は「1イニングでも長く先発が投げれば、中継ぎの負担が減る。先発には粘って欲しい」と話す。できれば1試合平均6イニングは求めたいところだろう。

 エース岸の復活は絶対条件だが、開幕投手にはあえてプロ7年目の菊池を指名した。「岸が元気なうちにやろう、と。自覚が芽生えるし、野球人生にプラスになる」と潮崎ヘッド兼投手コーチ。年間2桁を勝ったことがない左腕に重責を担わせ、もう一つ柱をつくりたい考えだ。

 投手陣全体としては、12球団…

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