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 埼玉県警は6日、外国籍で東京都板橋区に住む10代の少年を出入国管理法違反(旅券不携帯)の疑いで逮捕後、旅券を携帯する義務のない16歳未満であることが判明したため釈放した、と発表した。釈放されたのは逮捕から約6時間後。県警は少年と父親に謝罪した。

 外事課によると、5日午後3時5分ごろ、川口市の家電量販店から「(前日)偽造クレジットカードを使用した男が店に来ている」と110番通報があった。武南署地域課の巡査部長(57)が約400メートル離れた路上で、男と一緒にいた少年を発見。外見が20代に見えたなどの理由で署に任意同行し、旅券などを持っていないとして、同日午後4時20分ごろ現行犯逮捕した。

 その後、少年の父親が旅券などを持ってきて、少年が16歳未満だと確認。午後10時20分ごろ釈放した。同課によると、少年は任意の調べに対し、自分の正しい年齢を話していたが、身元確認を怠ったという。

 出入国管理法は外国人に旅券や在留カードを常時携帯するよう義務づけているが、16歳未満は免除されている。小川実・外事課次席は誤認逮捕について「誠に遺憾。再発防止に向け、指導を徹底する」と述べた。