自転車の損害賠償保険への加入を義務化する条例案をめぐり、大阪府教育委員会は府立高校の生徒らの自転車通学を許可する際に、保険加入を条件とする方針を固めた。条例案は2月府議会に提出されており、可決されれば、保険加入の義務化部分が7月に施行される予定。まずは、府立学校から条例を守ってもらう機運を高めたい考えだ。

 7日の府議会で、中村哲之助氏(民主)の質問に、向井正博教育長がこうした方針を表明した。138校ある府立高校の大半に自転車通学の生徒がいるという。府教委は4月、府立高校などすべての府立学校の校長に、保険加入を自転車通学の条件とするよう要請する。府内の公立中学校については、市町村教委に同様の対応を求める。条例案は自転車の利用者に保険加入を義務づける内容で、未成年の場合は保護者が対象となる。

 同様の条例を施行した兵庫県の場合、昨年10月に保険加入の義務化が始まった。県教委が県立高校に対し、加入の徹底を求めており、一部の学校では通学許可の条件にしているという。(太田成美)