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 米韓合同軍事演習が、7日始まった。朝鮮中央通信は、北朝鮮の国防委員会が同日、「米国とその追従勢力の核戦争挑発に全面対応するための総攻勢に入る」との声明を発表したと伝えた。「厳しい状況に対処し、無慈悲な打撃を与えられるよう先制攻撃的な軍事対応を取るだろう」と主張した。

 米韓合同軍事演習は毎年春に実施されている。今回は韓国軍約30万人、米軍約1万7千人が参加し、規模は史上最大とされる。訓練は韓国各地で4月30日まで行われる。米韓は期間中に北朝鮮が武力挑発をする可能性もあるとみて、警戒を強めている。韓国国防省報道官は7日の記者会見で北朝鮮が武力挑発した場合、「韓国軍は断固として容赦なく対応する」と述べた。

 北朝鮮国防委は声明で、今回の訓練で投入される爆撃機などを列挙し、「(米国の)すべての核戦争殺人装備が総動員される」と主張した。北朝鮮を「崩壊」させようとしているとし、「危険線を大きく上回った」と訴えた。そのうえで、韓国の主要攻撃対象を射程に置く攻撃手段が実戦配備され、アジア太平洋地域の米軍基地と米本土を標的にした「強力な核打撃手段が発射待機状態にある」と強調した。(ソウル=東岡徹