[PR]

 組織ぐるみのドーピングが問題となっているロシア陸上界で、ドーピング違反で処分を受けたコーチが現在も指導を続けている、とドイツの公共放送ARDが6日、報じた。

 ARDはウクライナ国境そばの町グブキンを訪れ、室内の陸上施設にいるコーチを撮影。この施設で練習していた選手たち数人は、ロシアの国内選手権に出場していたという。ロイター通信によると、ロシアのムトコ・スポーツ相は「誤解させるような報道だ。コーチが代表チームや公的な仕事に就いていることはない」と否定している。

 ドーピング問題で資格停止処分を受けたロシア陸上競技連盟に対し、国際陸連は監察チームを作り、組織改革の進展をチェックしている。監察チームは10、11日にモナコである国際陸連理事会で最初の報告書を提出する予定。今回の放送の映像や資料は監察チームに提供されており、国際陸連は「ロシア陸連の代表者と議論もして、今回の報道をしっかり検証したい」とのコメントを発表した。(ロンドン=河野正樹)