[PR]

 北海道小樽市で1997年にあった銃刀法違反事件で、札幌地検は7日、懲役2年の実刑判決を受けて服役したロシア人男性に対する札幌地裁の再審開始決定を不服として、即時抗告した。札幌高裁の裁判官が、裁判をやり直すべきかどうかを改めて判断する。

 3日の札幌地裁の決定では、ロシア人男性が銃刀法違反容疑で逮捕されたのは、道警の違法なおとり捜査によるものだと認定。「銃器犯罪に縁のない者に、犯意を誘発するように働きかけた。おとり捜査は必要がなかった」と指摘した。

 札幌地検の片岡敏晃次席検事は「原決定の内容を精査した結果、判断内容には不服があり、承服できかねる」とコメントした。

 一方、主任弁護人の岸田洋輔弁護士は「驚きを隠せず、残念な気持ちでいっぱい。請求人の一刻も早い名誉回復を目指したい」とのコメントを出した。