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 神戸市長田区で2014年9月に起きた小学1年の女児殺害事件で、殺人と死体遺棄などの罪に問われた無職、君野康弘被告(49)の裁判員裁判は8日、神戸地裁で被告人質問があった。君野被告は、わいせつ目的の誘拐を否定し、自宅へ誘い込んだ後に殺意を抱いたと主張した。

 弁護側の質問に対し、君野被告は事件直前の行動について「酒を飲みながらアダルトサイトを見ていたと思う。外出してから女児と会うまでの記憶はない」と説明。女児に声をかけた時点から記憶があり、「かわいいと思い、さみしかったので話し相手になってほしかった」と述べた。

 さらに被告は、アパート自室で女児にジュースを飲ませ、自分は焼酎を飲んでいるうちに「叫ばれないよう殺害し、体を触りたいと思った」と説明。当初から、わいせつ目的で誘拐したのではないと主張した。(佐藤啓介)